修理前は、ConoHaのサーバーで「Insufficient Storage」(保存容量の不足)と503エラーが出て、複数のWordPressサイトが表示されなくなっていました。
依頼時に出ていたエラーと復旧後の確認
依頼内容は、サーバーの容量不足と503エラーからの復旧でした。容量不足を調査して複数のサイトを復旧しました。作業記録には、503/507エラーの解消、WordPress管理画面へのログイン、サイトの正常な表示を確認したと記されています。
ただし、容量をどれだけ使っていたか、何を削除して何GB空けたかという内訳は残っていません。そのため、ここでは削除対象や空き容量の数値を挙げていません。
追加で調べた1サイトでは.htaccessが書き換えられていた
元の容量不足の修理とは別に、同じ取引で追加の依頼を受けた1サイトを調べました。ここでは、サーバーの動作を指定する.htaccessが改ざんされ、WordPressを動かすプログラム言語であるPHPの実行が制限されていました。一方で、不正なプログラムのファイルだけは実行を許可する設定でした。作業記録では、この書き換えが、このサイトで起きた503エラーの原因とされています。
index.phpの先頭にも不正なプログラムが挿入されており、サイト内からバックドア46個と不正な管理者アカウントを発見しました。バックドアは、第三者が不正な操作を行うために設置したプログラムです。
この1サイトで見つかった改ざんを、元の依頼にあった複数サイトの容量不足の原因として扱ってはいません。
改ざんされたサイトで行った修復
追加対応したサイトでは、次の作業を記録しています。
- .htaccessを正常なWordPress用の内容へ戻し、index.phpを残っていたバックアップから復元しました。
- 不正ファイル46個と不正な管理者アカウントを削除しました。
- WordPress管理者のパスワードを変更しました。
- 管理画面からのファイル変更を制限する設定を加え、アップロード先でPHPが実行されないようにしました。
これらは改ざんが確認された対象のサイトで行った作業です。容量不足の解消手順とは分けて記載しています。
表示の復旧と、記録上まだ確認できない設定
サイトの表示と管理画面へのログインは、作業記録で確認済みとされています。一方、作業中は海外からも管理画面にアクセスできるよう、一時的に制限を外していました。記録には制限を元に戻すよう勧める記載がありますが、実際に戻したかどうかは確認できません。
外部のアプリなどとWordPressをつなぐXML-RPC APIとREST APIについても、アクセス制限の設定は未確認と記されています。ページが開くようになったことと、すべての制限設定を確認し終えたことは、分けて扱う必要がありました。
同じ症状で修理をご依頼いただく場合
画面に出ているエラーの文言と、表示できないページのURLをお知らせください。サイト全体が開かないのか、一部のページだけなのか、管理画面には入れるのかが手がかりになります。
今回の事例は容量不足と503エラーの復旧事例にも載せています。修理のご相談はホームページが表示されないときの復旧へ。復旧後の更新・点検についてはWordPress保守をご覧ください。
制作会社さまが窓口になる場合は、制作会社さま向けの改修・保守に条件をまとめています。