QUALITY ASSURANCE

品質保証・品質管理体制

図面通りの寸法・性能で、必要な数量を、約束した日に。当社は ISO 9001 認証取得を想定した品質マネジメントの考え方をベースに、工程内検査・初品検査・最終検査の3層体制と、ロット単位のトレーサビリティ管理で、量産部品の品質を担保するイメージで運用しています。

QUALITY POLICY

品質方針

「お客様の図面意図を、加工現場の手で正しく形にする」ことを当社の品質方針の根幹に置いています。

サンプル精密株式会社は、自動車部品・医療機器・半導体製造装置・産業機械をはじめとする多様な業界のお客様に部品を納めるパートナーとして、図面・仕様書に記載された要求事項を確実に満たす品質と、ロットごとにばらつきのない安定した加工結果を提供することを使命としています。一人ひとりの加工オペレータ・検査員が「お客様の最終製品に組み込まれる部品を扱っている」という意識を共有し、工程ごとに小さな異常を早期に検知し、流出させない仕組みを地道に積み上げる方針です。本ページに記載する体制は、ISO 9001 認証取得を想定したサンプル表現として整理しており、実在の認証番号・認証機関とは無関係です。

QUALITY POLICY

当社が掲げる5つの品質コミットメント

  1. 図面・仕様書に記載された要求事項を正確に理解し、解釈の齟齬は工程開始前に解消する
  2. 工程内検査・初品検査・最終検査の3層で異常を早期に検知し、後工程・お客様への流出を防ぐ
  3. 使用材料・加工機・検査機・検査員をロット単位で記録し、トレーサビリティを確保する
  4. 不適合が発生した場合は、原因究明と是正処置を文書化し、再発防止策を全社で共有する
  5. 定期的な内部監査と教育プログラムにより、品質マネジメントシステムを継続的に改善する
※ 上記は ISO 9001 認証取得を想定したサンプル表現です。実在の認証番号・認証範囲・認証機関名は記載していません。実運用での認証取得時には、認証機関による外部審査と認証登録範囲の明示が必要となります。
INSPECTION SYSTEM

品質保証体制 3層検査

加工開始前・加工中・出荷前の3つのチェックポイントで、不適合の見逃しを防ぎます。各層で役割と判定基準を分離することで、検査の独立性を確保するイメージです。

01
FIRST ARTICLE

初品検査

新規図面・量産ロット切替時の1個目を、加工オペレータと検査員のダブルチェックで全寸法測定。図面と現物の差異を初期段階で潰し、量産投入の可否を判定するイメージです。

  • 全寸法・形状公差を測定
  • 初品検査記録票を作成・保管
  • 判定NG時は量産停止・再段取り
02
IN-PROCESS

工程内検査

量産加工中、ロットサイズに応じて抜き取り検査を実施。工具摩耗・段取りずれによる寸法変動を早期に検知し、不良の連続発生を防ぐ役割を担います。加工オペレータが現場でその場判定。

  • 抜き取り頻度はロット規模で調整
  • 主要寸法・面粗さを重点測定
  • 異常検知時はライン即停止
03
FINAL CHECK

最終検査

出荷前の最終ゲートとして、検査専任チームが独立した立場で寸法・外観・付帯仕様(刻印・表面処理状態)を確認。検査成績書を作成し、ロット単位で出荷判定を行うイメージです。

  • 三次元測定機による寸法保証
  • 外観検査(傷・打痕・バリ)
  • 検査成績書を作成・添付
抜き取り頻度・全数検査の要否はお客様のご要望や部品の重要度(クリティカル部品か否か)によって個別調整いたします。安全部品・医療部品など全数検査をご希望の場合は、見積段階で工数を反映させていただきます(サンプル表現)。
MEASUREMENT

使用する測定機器

寸法保証の中核となる三次元測定機を軸に、汎用測定器を多数備え、図面要求公差に応じた測定方法を選定します。

機器名 主な測定対象 測定範囲・分解能 目安 主な用途・特徴
三次元測定機(CMM)
A 社製想定例
3次元形状全般、幾何公差 X 700 × Y 1000 × Z 600mm
分解能 0.1µm
複雑形状部品の寸法保証の中核機。位置度・平行度・直角度などの幾何公差を、プローブ自動測定で評価します。
画像測定機
B 社製想定例
2次元輪郭・微細寸法 X 300 × Y 200mm
倍率 25 〜 200倍
非接触で2次元寸法を高速測定。穴位置・外形輪郭・微細な面取り寸法の測定に活用するイメージです。
表面粗さ計
C 社製想定例
面粗さ(Ra / Rz / Rmax) 触針式・測定長 0.4 〜 25mm 切削面・研削面の面粗さ評価。JIS B 0601 準拠の評価条件で測定し、検査成績書に記載します。
マイクロメーター(外側・内側・深さ) 寸法(µm 単位) 0 〜 300mm、最小読み 1µm 工程内での主要寸法の抜き取り測定に多用。デジタル式と機械式を併用し、現場での即時判定を支援します。
ノギス(デジタル・ダイヤル) 寸法(一般部) 0 〜 600mm、最小読み 0.01mm 素材切断後の寸法確認、加工中の概算寸法測定に使用。各加工機にデジタルノギスを常備しています。
ハイトゲージ・ダイヤルゲージ 高さ・段差・振れ 0 〜 600mm、最小読み 0.01mm けがき・寸法確認・旋削品の振れ測定。定盤と組み合わせて治具製作時の精度確認にも使用します。
限界ゲージ(リング・プラグ) はめあい公差 顧客指定公差に応じて手配 量産品の通り止まりゲージとして、はめあい部の合否を高速判定。専用ゲージは顧客と仕様協議のうえ準備します。
※ メーカー型番は実在企業との混同を避けるため抽象表記としています(想定例)。校正サイクルは年1回の外部校正を基本とし、校正証明書を社内で保管する運用イメージです。
TRACEABILITY

トレーサビリティ管理

ロットごとに「いつ・誰が・どの機械で・どの材料で・どんな結果だったか」を辿れる状態を維持し、後日問い合わせにも迅速に応えられる体制を整えています。

01

製造番号・ロット番号の付与

受注時に案件管理番号を発番し、加工指示書・材料伝票・検査記録票すべてに同一番号を記載。納品書にもロット番号を明示し、お客様側でも追跡可能な形にします。

02

工程管理票の電子化

各工程の作業実績(担当オペレータ・使用機械・作業時間・使用工具・段取り条件)を電子工程管理票に記録。タブレット端末から現場入力する運用イメージで、紙運用に比べて遡及性を高めています。

03

材料ミルシートの保管

使用材料のミルシート(材質証明書)をロット単位で電子保管。材質に関する後日の問い合わせや、不適合発生時の原因究明時に、材料ロットまで遡って追跡できる体制を整えています。

04

検査記録の保管期限

検査成績書・初品検査記録・工程内検査記録は、出荷後7年間(医療機器向け部品は10年間)の保管を基本ルールとしています。お客様の指定保管期間がある場合は個別対応します(サンプル表現)。

05

ロット追跡シミュレーション

年1回、過去出荷ロットからの逆引き追跡訓練を実施。「特定ロットの材料・加工担当・検査結果を○分以内に引き当てる」を目標に、管理システムと運用ルールの実効性を検証する取り組みです。

06

機械・治具の校正履歴

加工機の精度点検記録、検査機の校正証明書、治具の摩耗管理記録もロットと関連付けて保管。「この時期のロットは校正後だった/前だった」が判別できる状態を維持しています。

NON-CONFORMITY FLOW

不適合発生時の対応フロー

万が一の不適合発生時は、流出防止と再発防止を最優先に、5ステップで対応します。社内・お客様双方への影響を最小化することが目的です。

STEP 1

検出

工程内検査・最終検査・お客様からの指摘により不適合を検出。検出者は即座に上長と品質保証担当へ報告します。

STEP 2

隔離

該当ロット・関連ロットを「不適合品」タグで物理的に隔離。同時に同ロット出荷分の追跡を開始し、流出範囲を特定します。

STEP 3

原因究明

加工条件・材料・工具・治具・検査・人的要因の観点で要因分析。なぜなぜ分析や4M変動の整理により根本原因を特定します。

STEP 4

是正処置

該当ロットの再加工または廃棄、不適合品の処置を確定。加工条件・治具設計・検査基準の見直しを実施し、文書化します。

STEP 5

再発防止

是正処置の有効性を内部監査で確認。類似工程への水平展開、教育プログラムへの反映を行い、再発防止策を全社で共有します。

不適合報告書(8D レポート相当のフォーマット)はお客様の品質管理部門にも共有し、是正完了までの進捗を可視化するイメージで運用しています。お客様独自の不適合報告様式(CAPA / 8D 等)がある場合は、その様式に合わせて作成いたします(サンプル表現)。
EDUCATION & KAIZEN

品質教育・改善活動

設備や仕組みだけでは品質は守れません。日々の改善活動と教育プログラムによって、現場一人ひとりの品質意識を底上げする取り組みを継続しています。

KAIZEN

全社改善提案制度

月1回の改善提案会議で、現場オペレータ・検査員・事務職を含む全従業員から、加工・検査・段取り・5S・安全に関する改善案を募集。採用案は実装計画に落とし込み、改善効果を全社に共有する運用です。

QC CIRCLE

QCサークル活動

製造部門・検査部門で 4〜6名の小集団を編成し、テーマを設定して半年〜1年単位で改善活動を実施。テーマは「不良率低減」「段取り時間短縮」「測定時間短縮」など、品質と生産性の両面をカバーします。

TRAINING

新人教育プログラム

入社1年目は OJT と座学を組み合わせた12カ月の教育プログラムを実施。図面読解、加工機操作、測定技能、品質マネジメントの基礎を段階的に習得し、技能評価を経て一人立ちする体制を整えています。

SKILL MAP

技能マップ運用

全従業員のスキルを工程ごとに4段階で可視化し、年1回更新。次に習得すべきスキルを上長と本人で合意し、教育計画に反映する仕組みです。特定工程の属人化リスクを低減する目的も兼ねています。

INTERNAL AUDIT

内部監査

年2回、品質保証担当による内部監査を実施。各部署の運用がマニュアルに沿っているか、記録が適切に保管されているか、是正処置が有効に機能しているかを点検し、マネジメントレビューへ報告します。

SAFETY & 5S

5S活動・安全衛生

整理・整頓・清掃・清潔・しつけの 5S を週次でパトロール。工具・治具・測定器の所在管理を徹底することは、検査ミス・段取りミスの予防策にもつながります。安全衛生委員会と連動した運用です。

SCENE

検査風景

三次元測定機による寸法測定の様子です。検査室は加工現場と動線を分離し、温度・湿度管理にも配慮するイメージで整えています。

検査室で三次元測定機を用いて精密部品の寸法を測定する検査員の様子
検査室にて、最終検査工程の様子(AI生成画像 / サンプル表現)。検査専任チームが加工部門から独立した立場で寸法・幾何公差・外観を評価し、検査成績書を作成します。
REPORT

お客様のご要望に応じて
検査成績書を発行

納品時には、お客様のご要望に応じて検査成績書(インスペクションレポート)を発行いたします。寸法・幾何公差の実測値、判定結果、使用測定機、検査員、検査日時など、要求事項に応じた項目を記載する運用イメージです。

標準フォーマットのほか、お客様指定のフォーマット(社内様式・業界共通様式)への記載にも対応いたします。電子データ(PDF / Excel)または紙でのご提供が可能で、納入仕様書での取り決めに合わせて運用します。

ミルシート(材質証明書)、熱処理証明書、外注表面処理の処理証明書も合わせてご提供できますので、見積段階で必要書類をご共有ください。

INSPECTION REPORT(サンプル)

製品名サンプルブラケット
図番SP-AB-0001-Rev.B
ロット No.SP-2026-0517-001
材質A6061-T6
検査数量5 / 200 個(抜取)
検査日2026-XX-XX
外形寸法 A50.000 ±0.02 → 50.008 OK
外形寸法 B30.000 ±0.02 → 30.005 OK
穴位置度φ0.03 → φ0.018 OK
面粗さRa 1.6 → Ra 0.9 OK
総合判定合格
※ 上記は記載イメージのサンプル表現です。実際の検査成績書はお客様の要求項目・公差・測定方法に基づいて作成いたします。

品質に関するご相談・QCD 要求の擦り合わせも、お気軽に。

初取引前の品質体制ヒアリング、工場見学、検査成績書フォーマットの確認など、お客様の品質管理部門との事前すり合わせにも対応いたします。

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