「ホームページ制作費用 相場」で検索すると、10万円から500万円まで桁の違う金額が並びます。理由はシンプルで、見積に含まれる範囲が業者ごとにバラバラだからです。本記事では、京都の中小企業・個人事業主が判断材料にできるように、費用を「初期費用/月額保守/オプション」の3軸に分解し、業種別の目安・ページ数別の費用感・補助金の使い方まで整理します。値段を比較する前に、まず「何にいくら払うのか」を揃えるところから始めましょう。

ホームページ制作費用の3つの構成要素

制作費用は大きく3つに分かれます。初期費用はデザイン・コーディング・原稿整理・初期SEO設定など立ち上げまでの一回限りの費用。月額保守はサーバー代・SSL更新・改ざん監視・軽微な修正対応など継続費用。オプションは写真撮影・原稿執筆・ロゴ・予約システム連携・多言語・EC機能など追加費用です。

業者間で見積が10倍以上開くのは「どこまでパッケージに含めているか」の違い。安い見積でも、写真・原稿が客側用意、保守別契約、SSL別請求と剥がしていくと最終的に高い側と並ぶことが珍しくありません。まずは見積書を「初期・月額・オプション」の3列に並べ直すと比較の土俵が揃います。

業種別の費用目安

業種ごとに必要なページ構成・撮影量・機能が違うため相場も変わります。以下は業界一般の標準レンジです。

  • 歯科医院・整骨院:5〜8ページ 30〜80万円(撮影込みで100万円前後)
  • 士業:5〜10ページ 40〜100万円
  • カフェ・飲食店:1〜5ページ 15〜50万円(撮影費5〜10万円が効く)
  • 製造業・町工場:10〜15ページ 80〜200万円
  • 不動産:物件CMS・地図連携で 80〜250万円
  • 料亭・旅館80〜300万円、多言語で追加50〜100万円
  • SaaS・Webサービス:LP・機能・料金・ドキュメントで 50〜250万円
  • EC:Shopify・BASE等で 30〜100万円、独自構築は 150万円〜

京都の中小企業の場合、店舗系は30〜80万円、観光・料亭系は100万円超、製造業は80〜150万円が中央値の感覚です。

ページ数別の費用感

業種を横断すると、ページ数で大まかな相場が出せます。

  • 1ページ(LP)10〜30万円。サービス1本・キャンペーン用。
  • 5ページ(基本構成)30〜80万円。中小企業の標準ライン。
  • 10ページ(本格構成)80〜200万円。複数サービス・採用・ブログ基盤を含む。
  • 15ページ以上(マルチ機能)200万円〜。多言語・予約・会員・EC等。

「とりあえず10ページ」と発注する前に、必要なページ数を絞り込むのが先です。情報量が分散したサイトより、5ページに集約して導線をはっきりさせたほうがコンバージョン率は高くなりがちです。

写真・原稿・素材を自社で用意するかで大きく変わる

同じ5ページ構成でも、素材を自社で用意するかで費用は1.5〜2倍変わります。撮影は半日5〜10万円・1日10〜20万円原稿外注は1ページ1〜3万円が相場。節約したい場合はスマホで店舗・スタッフ写真を撮り、原稿の骨子を自社で書いて制作会社にリライトしてもらう手があります。ただし料亭・歯科・士業など写真の質が信頼に直結する業種は、撮影費だけはプロに払う割り切りがコスパ最良です。

WordPress と 静的HTML、それぞれのメリットとコスト差

WordPressは、ブログ・お知らせを自社で更新したい場合に有利。プラグインで機能拡張ができ、テーマも豊富。月次のセキュリティ更新・プラグイン更新・PHP管理が必須で、怠ると改ざんリスクが上がります。初期費用30〜150万円、保守月3,000〜30,000円

静的HTMLは更新頻度が低く表示速度とセキュリティを重視する場合に有利。改ざんリスクが極小でサーバー負荷も小さい一方、お知らせ追加のたびに制作会社への依頼が発生します。初期費用20〜100万円、保守月3,000〜15,000円。「自分で更新したい」ならWordPress、「事業内容がほぼ固定」なら静的HTML、という判断軸が分かりやすいです。

ホスティング・ドメイン・SSL の月額目安

サーバーとドメインは制作費とは別に毎月・毎年かかる固定費です。中小企業向けの代表的なサービスは以下です。

  • さくらのレンタルサーバ:月額500〜2,000円。老舗で安定、WordPress可。
  • ConoHa WING:月額500〜2,500円。表示速度が速くWordPress初期構築のしやすさで人気。
  • ColorfulBox:月額500〜3,000円。バックアップと復元機能が標準装備。

ドメインは年間1,000〜5,000円(.com / .jp / .co.jp で変動)。SSLはレンタルサーバー付属の無料SSL(Let's Encrypt)で十分なケースがほとんどで、中小企業のコーポレートサイトはこれで問題ありません。

保守費用の中身

「保守って何をしてくれるんですか?」は実務で頻繁にいただく質問です。一般的な保守契約の内容は以下です。

  • 更新代行:お知らせ・写真差し替え・営業時間変更など月1〜3件の軽微な修正。
  • バックアップ:日次・週次でサーバー全体を保存、復元用。
  • SSL更新:証明書の自動更新監視。失効するとブラウザ警告が出るため放置は致命的。
  • 改ざんチェック:主要ページを定期巡回し不審な変更を検知。
  • セキュリティ更新:WordPress本体・テーマ・プラグインのバージョンアップ。
  • 障害対応:サーバー停止・表示崩れ・フォーム不達などの緊急対応。

保守契約を切って放置すると半年後にWordPressが乗っ取られ復旧に20〜50万円、という事例は実際にあります。月3,000〜10,000円の保守はサイトの保険です。当社のWeb保守WordPress保守もこの考え方で設計しています。

補助金の活用

中小企業・個人事業主の制作費圧縮に使える代表的な補助金は以下です。

  • IT導入補助金:経産省管轄、最大1/2〜3/4補助。HP単体は対象になりにくいが、予約・顧客管理と組み合わせると採択されやすい。登録済みITベンダー経由で申請。
  • 小規模事業者持続化補助金:商工会議所・商工会経由。HP制作費が対象、上限50〜200万円、補助率2/3。京都は京都商工会議所経由が一般的。
  • 京都府・京都市の補助金:毎年4月頃に新年度の公募要領が公開。新規開業支援・中小企業デジタル化など。

補助金は採択保証はできません。書類審査・事業計画書の質で結果が変わるため、申請サポートに慣れた制作会社と組むのが現実的です。先払い・後払いが基本で、自己資金で支払い採択後に振り込まれる仕組みも事前に把握を。

制作会社の選び方 5つの基準

  1. 見積書の内訳分解:初期・月額・オプションが3列に分かれているか。一式◯◯円は要注意。
  2. 制作実績の公開:稼働中のサイトを3〜5本見て表示速度・SP対応・SEO設定を確認。
  3. 納品後の運用窓口:保守を別会社にすると修正のたびに調整コストが発生。
  4. 所在地と連絡手段:京都・関西に拠点があると対面可。リモート完結ならレスポンス速度を確認。
  5. 業種の理解度:医療広告ガイドライン等の業種規制を理解している業者だと後工程が楽。

失敗するパターンと避け方

  • 「とにかく安く」で追加費用が膨らむ:初期20万円契約が写真・原稿修正・SEO設定で結局80万円。安い見積ほど含まれない項目を洗い出す。
  • テンプレート流用で他社と区別がつかない:最低限の独自カスタマイズは入れる。
  • 保守契約を切って放置:3年放置でWordPressが乗っ取られ復旧に50万円。月数千円の保守をケチると20〜50倍のコストが発生します。
  • 発注者側の準備不足:原稿・写真が間に合わず公開が3ヶ月遅延。先に素材集めスケジュールを立てる。
  • ドメインの所有者が不明:制作会社名義で取得され解約時に移管できないケース。ドメインは必ず自社名義で取得が鉄則。

当社の料金体系と位置付け

株式会社スマートマッチング(京都市伏見区)は、ホームページ制作と業務AI組み込みをセットで提供しています。

  • 業務AI組み込みライト:月額¥10,000〜30,000。1〜5ページ+AI機能。歯科・整骨院・カフェ・士業の標準。
  • スタンダード:月額¥30,000〜100,000。5〜10ページ+業務AI(見積生成・メール下書き等)。製造業・不動産・SaaS。
  • フル:月額¥100,000〜。15ページ以上・多言語・予約・EC・カスタムAI。料亭・観光業向け。

既存サイトのWeb保守は月額¥3,000〜、他社制作も引き継ぎ可能。詳細は料金Web保守WordPress保守、業種別事例は制作実績

既存サイトのWeb保守は月額¥3,000〜、他社制作も引き継ぎ可能。詳細は料金Web保守WordPress保守、業種別事例はブログ(17業種公開)、よくある質問はFAQ

まとめ

制作費用は業者を「安い/高い」で比べる前に、初期費用/月額保守/オプションの3軸で内訳を分解するのが先決です。京都の中小企業・個人事業主の場合、5ページ基本構成で30〜80万円、保守は月3,000〜10,000円が現実的なライン。撮影と原稿の自社用意で総額が大きく変わるため、素材準備の可否を最初に決めると見積精度が上がります。制作会社選びは見積の透明性・実績・保守体制・業種理解で判断、補助金は組み合わせれば自己負担を1/3〜1/2に圧縮できます。具体的な見積・業種別事例・補助金申請の相談は無料相談をご利用ください。

京都の中小企業・個人事業主向け
ホームページ制作の無料相談

料金プラン・補助金活用・業種別の事例をその場でお伝えします。