ISSUE №07 Spring 2026 / 春のはじまり
霧島の水で、
一杯を、淹れる。

標高 540m、朝霧の流れる小さな焙煎所から。
その日の気温と豆の表情を見ながら、毎週木曜に焙煎しています。生豆は産地直接、ロットは 12kg まで。

Specialty coffee, roasted slowly in the highlands of Kirishima.

PLATE 01 Kirishima, Kagoshima ── morning of March
Scroll

シングルオリジン three origins

三つの土地、三つの味 — 01 / Coffee
Origin №01 01
霧島 / Kirishima
200g
Roast中煎り ProcessWashed

朝霧の中で淹れる一杯。柑橘の酸とミルクチョコの甘み、後口にきび糖。霧島の伏流水でドリップすると輪郭がほどける。

¥1,980 tax in
Origin №02 02
桜島 / Sakurajima
200g
Roast中深煎り ProcessNatural

火山と海風を思わせる、低い余韻。ダークチェリーと黒糖、深いカカオ。エスプレッソでもネルでも黒く沈む。

¥2,200 tax in
Origin №03 03
屋久島 / Yakushima
200g
Roast浅煎り ProcessAnaerobic

苔と森の湿度。白桃、青い柑橘、紅茶のような透明感。一煎目を低温でゆっくり、香りの層を確かめる。

¥2,400 tax in
PORTRAIT 01 ── the roaster, in his shop
— Story / Roastery №07

2019 年、霧島へ。

もとは東京で写真の仕事をしていました。仕事で訪れた霧島で、湧き水を一口飲んだ時に「ここで珈琲を焼いてみたい」と思ったのが、すべての始まりです。築六十年の小さな民家を借りて、五キロの直火式焙煎機を一台、置きました。

霧島の朝は霧が深く、気温と湿度が一日のなかで大きく動きます。豆の表情も、毎日少しずつ違う。焙煎は、その日の空気と一杯の対話だと思っています。生豆は信頼している商社から直接仕入れ、ロットは最大でも 12kg まで。少量ずつ、ゆっくりと。

焙煎所は週末だけ、店として開けています。霧島連山が見える小さな窓際で、テスト焙煎のカップを並べてお出ししています。お時間が合えば、ぜひ。

— H. Naruse 焙煎人 成瀬

淹れ方の手引き brew guide

Hand drip ── for 1 cup, 200ml — 04 / Brew
01

湯温

88

浅煎りは 90℃、深煎りは 85℃ あたりまで。沸騰させてから少し置き、湯気の流れが緩むタイミングが目安。

02

粉量

14g

豆 14g に対して湯 200ml が標準。中細挽き、グラニュー糖よりやや細かい程度。挽きたてが望ましい。

03

蒸らし

30sec

30ml の湯を中心からそっと注ぎ、粉全体が湿る程度。30 秒ほど待つ。粉がふくらまない時は湯温を確認。

04

抽出

2:30min

三回に分けて、細く中心から渦を描くように。落ちきる手前で次の湯を重ね、トータルで 2 分 30 秒前後。

05

最後の一滴

最後の落ちきりは雑味の原因。湯が残っていてもドリッパーを外す。すぐに軽く混ぜて温度を均一に。

誌面より journal

日々の焙煎ノートから — 05 / Journal
2026.03.18— Roasting

霧島の朝霧と、その日の焙煎カーブ

湿度が 80% を超える朝、ドラム内の熱量はいつもより速く落ちます。同じ豆でも、日によって着地の見え方が変わる話。

Read more →
2026.03.04— Origin

屋久島の試験焙煎 ── 苔の島と発酵処理

島で出会った小さな農園からの少量ロット。Anaerobic 24h の発酵処理を、浅煎りでどこまで透明に持っていけるか。

Read more →
2026.02.21— Brewing

水を変えると、味が変わる。霧島の伏流水で淹れる

同じ豆、同じ粉量、同じ湯温で、水だけ変えて飲み比べた記録。硬度と pH と、口あたりの話。

Read more →
— Newsletter / Letter №07

季節のたよりを、月に一通だけ。

新しい焙煎の予定、季節限定の豆、淹れ方の小さなコツ。霧島から、月に一度だけお届けします。

ご登録の方には、次回購入時 10% off のクーポンを。